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針治療は痛くないですか |
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.針というと縫い針や注射針をイメージされる方が多いと思いますが、治療に使う針は髪の毛よりも少し太い程度で、針先も特殊な形をしているため、ほとんど痛みを伴うことはありません。時々、針の痛みに敏感な方もありますが、その場合は痛みを感じないよう、治療者が配慮をいたしますので心配ありません。針治療が初めての患者さんの多くは「思ったより痛くない」と驚かれる場合がほとんどです。 |
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消毒等、衛生面での不安はありませんか |
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現在の治療院では一度限りの使用で廃棄するディスポーザブル針を用いたり、使用する度に高圧滅菌器〔オートクレーブ〕で滅菌処理を行います。この方法は全国の病医院、歯科医院と同等の処理で、最も安全な消毒法とされています。この方法により滅菌処理された針で病気に感染することはありません。また、治療者は患者さんに触れたごとに必ず手指等の消毒を行っています。それでも不安がある場合は、治療者に尋ねてください。きちんと衛生面に気を配る治療者なら、納得のいく説明をしていただけます。
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出血や内出血〔青アザ〕がおこりませんか |
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人体の動脈等の比較的太い血管は弾力性があるため、よほどのことがない限り破れることはありません。一方静脈は血管の壁も薄く弱いため、針が刺さったり傷つけてしまうこともあります。静脈は血液の圧力が低いために出血したとしても、たいていは少し皮下出血する程度で済みます。１〜２週間以内に体内に吸収されて消えますので心配は要りません。ただし血小板減少症等の血液が固まりにくい方や、血液を固まりにくくする薬等を服用している方は治療者に伝えてください。配慮してもらえるはずです。
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灸治療は火傷したり、熱くないですか |
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以前は皮膚の上に直接大きなモグサをすえていましたが、現在では米粒以下の大きさで行う治療院がほとんどです。また台付きの灸〔間接灸〕を用いる治療院も多く、特別の理由がない限り、痕を付けるほどの灸は行いません。少しチカッとする程度です。ごくまれに施灸後しばらくして水疱ができる場合もありますが、ほとんどの場合数日で自然に治りますので心配はありません。ただし糖尿病の方等は火傷した場合の治りが悪いので、事前に治療者に伝えてください。
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灸は熱いのを我慢しなくてはいけませんか。 |
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現在多くの治療院で用いられている灸は、燃焼温度は60℃程度で、多少の熱さはありますが我慢が出来ないほどではありません。また、病気によっては皮膚が過敏になったり鈍くなったりすることがあります。そして治療を続けることにより感じる熱さが、とても熱かったものが気持ちの良い熱さに、全く感じなかったものが感じるようになったりと変化していくことがよくあります。しかし耐えられないほどの熱さは我慢する必要はありません。少し加減してもらっても、治療効果は充分期待出来ます。また、熱く感じない場合も患者さんにとって必要な治療を行っています。「熱い」、「熱くない」等は重要な情報源となりますので治療者に伝えてください。
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治療院ごとに治療法が違うのはなぜですか |
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日本には昔から様々な鍼灸の治療法が伝承されていて、現在でも経絡治療をはじめ多くの治療法があります。また近代中国から伝えられた中医学や現代医学の解剖学等の観点から発展した治療法もありますし、より効果が上がる治療法の研究が続けられています。こうした上で針を例にあげれば、単刺法〔刺してすぐ抜く〕、置針〔暫く置いておく〕、電気針〔電流を流す〕、灸頭針〔針の上で艾を燃やす〕等の方法がありますし、痛む部分を中心にした治療、経絡〔体の気が巡る通路とされている〕を利用した遠隔部位からの治療もあります。どの治療法が優れているかは一概に言えませんが、各鍼灸治療院では特色を持った治療を行っています。内容は各治療院に問い合わせてみてください。
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針灸治療は癖になりませんか |
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完治していなかったり、仕事等、患部を悪化させた原因を変えないまま、途中で治療を止めた場合に痛みが戻ってしまうことがあります。また治療については例え悪いところだけを治療した場合でも、針灸は全身に作用するために体の調子が良くなることも多いようです。このため治療を止めると体調が少しずつ以前に戻っていくのを｢癖｣になると感じる方があります。
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使用済みの鍼等は、どのように処分しているのでしょうか |
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鍼灸師が使用した医療廃棄物〔鍼、綿花、薬品の空き瓶、備品など〕については、マニファストシステムの使用が義務づけられています。このシステムは、廃棄物の処理を業者に委託する際に、産業廃棄物が適正に最後まで処理されたかをチェックするもので、病医院と同じものです。〔社〕愛知県鍼灸師会では、会員の使用済みの鍼については専門業者に委託し、マニファストシステムを取り入れて、回収を行っています。その他の医療廃棄物も、各鍼灸治療院ごとにマニファストシステムを利用し、適正な処理を行っています。
マニファストシステムを適正に使用しない場合、都道府県知事や保健所設置市長から措置命令を受けたり、50万円以下の罰金が課せられます。
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